海水を飲んでも生きていけない

水分補給で海水を飲むのはキケン

地球の水分の多くは海水です。
海水をそのまま飲めれば水不足も解消できるのですが、
喉が渇いたときに海水を飲むのはおすすめできません。

命を危険にさらすことになります。

ご存じの通り、海水には大量の塩分が含まれています。
海水を飲むことで、体内の塩分濃度が上がってしまいます。

体は塩分濃度を下げるためにさらに水を欲しがり、余計に喉が渇きます。
さらに脱水症状が進んでしまい命が危険になります。

海で遭難した場合、喉の渇きに負けて海水を飲んでしまうと、
死を早めてしまうので「絶対に海水を飲むな」と言われています。

遭難した場合は、なるべくなら雨水を飲むべきですが、
うまい具合に雨が降ってくれるか分かりませんので、遭難にはあいたくないですね。

体内の塩分濃度には浸透圧が関係している

水には「浸透圧」という特徴があり、
塩分の薄い方から濃い方へ移動する性質を持っています。

人間の細胞の塩分濃度は0.9パーセントです。

海水の塩分濃度は地域によって差がありますが、
人間の塩分濃度よりもはるかに高い濃度です。

ですので、海水が体内に入ると、
浸透圧によって細胞内の水が塩分の濃くなった血液中に流れ出し、
細胞は脱水状態になり死に至ってしまいます。

海水を飲むと、体内ではこのようなことが起こります。
これが、「海水を飲むのは危険」と言われるゆえんです。

一方、普通の水を大量に飲むと、「もう飲めない」と感じることがあると思います。
これは、体内の塩分が薄まってしまうため、体が拒絶していると言われています。

健康を維持するためには
体内の塩分濃度を一定に保つことがきわめて重要です。

この記事のポイント

  • 海水を飲むと生命に危険
  • 体内の塩分濃度が高まり、さらに水が必要になる
  • 海水を飲むと、浸透圧によりさらに脱水症状が進む

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