熱中症の時は真水を飲ませてはいけない

熱中症にはスポーツドリンクか食塩水を飲ませる

最近はニュースでも多く報道されるようになった熱中症。

炎天下での運動などが主な原因ですが、
室内でもなることが多いようです。

熱中症は、日光に直接あたっていなくても、
湿度が高かったり、風が弱かったり、など
体の熱が逃げづらい環境にいると起こりやすくなります。

とくにお年寄りは、代謝機能や体内の水分量が若いときに比べ低下していますので
室内にいても熱中症になることが多くあります。
安心せずにこまめに水分補給をしましょう。

熱中症になった時は、真水を飲んでも効果があまりありません。

ある程度は飲めるのですが、
体内の塩分濃度のバランスが崩れるため、
その後は体が真水を受け付けなくなり、飲めなくなってしまいます。

ですので、熱中症になった場合は、
真水ではなく、塩分の含まれるスポーツドリンクや食塩水がいいようです。

目安としては、

・0.1〜0.2%の食塩水
・ナトリウムが100mlあたり40〜80mg含まれるスポーツドリンク

などを飲むようにしましょう。

ただし、スポーツドリンクは糖分が多いので、むやみに飲ませるのは良くないようです。
脱水症状が進んでいる状態では、血液が凝縮していますので、
糖分を多く取ると、血糖値が急激に上がってしまいます。

マラソン選手が中継地点で補給する飲み物は、
スポーツドリンクを2〜3倍に薄めたものだそうなので、
そういった工夫が必要かもしれません。

熱中症になってからではなく、熱中症になる前から、
こまめに水分を補給しておくのも大事です。

熱中症の対処法

いざという時のために、
熱中症の応急処置を覚えておくと良いでしょう。

1.涼しい場所に移動して、着ている服をゆるめて楽にする
2.皮膚の温度が高いときは、体をぬらして風をあてる
3.皮膚が冷たいときは、乾いたタオルなどで皮膚をマッサージ
4.塩分の含まれた水やスポーツドリンクを飲む

どれも応急処置として緊急的な対処となりますので、
素人判断はせずに、救急車を呼ぶかタクシーで病院に行きましょう。

※参考:
 日本赤十字社「熱中症
 一般社団法人 Save Our Kids「子供たちを熱中症とケガから救え 熱中症処置 First Aid

この記事のポイント

  • 熱中症は室内でも起こる
  • 真水を飲ませても、あまり効果がない
  • 食塩水かナトリウムの含まれるスポーツドリンクを飲む
  • 応急処置を覚えておく


※参考文献:
 藤田紘一郎著「水と体の健康学 なぜ熱中症には真水が危険?肉食系は超硬水でダイエット?
 左巻健男著「知って納得!水とからだの健康 (ホーム・メディカ・ブックス)

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