健康に効果がある、カルシウムを多く含む水

長寿の村もカルシウム濃度が高い水を飲んでいる

重水減少水の項でも触れましたが、
ヒマラヤのフンザや、ペルーのビルカバンバの人々は長寿として知られています。

彼らが飲んでいる水には、
カルシウムが多く含まれていることがわかっています。

それから、キリスト教の聖地としても知られる、
フランスの「ルルドの泉」。
ここの湧き水もカルシウムが日本の水よりも多く含まれています。

※参考:
 水広場「世界の名水紀行 ルルドの泉

「ルルドの泉」の水は、奇跡の水と言われ、
真偽はわかりませんが、心臓病などさまざまな病気が治ると言われています。

水に含まれるカルシウムやマグネシウムの量を示す指標に
「硬度」がありますが、硬度が高い水はカルシウムを多く含みます。

上に述べた地方の水も、硬度が高く、
カルシウムの含有量が多い水です。

健康のためには、カルシウムの多く含まれた
硬度の高い水を飲むのがいいようです。

なぜカルシウムが多い水が良いのか

では、なぜ、カルシウムの多い水が健康に良い影響を与えるのでしょう?

カルシウムの働きとして有名なのは、
骨や歯などを形成することですね。

それ以外にも、重要な働きがあります。
心臓の働きを助けたり、筋肉の収縮をスムーズにしたり、
細胞の分裂を促進したりする働きです。

体の様々な場所でカルシウムは活躍しています。
ですので、体内でカルシウムが不足すると、健康の維持が出来なくなります。

体内でカルシウムが不足すると、
体内の活動に必要な分を骨から溶かし、血液中に流れていきます。

このカルシウムの流失は、一度起こるとすぐには止まらないらしく、
必要以上の余分なカルシウムも血液中に流れてしまいます。

すると、余分なカルシウムは動脈などに付着し、血管が硬くなってしまい、
動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こす原因となってしまいます。

そういったことが起きないためにも、
適度なカルシウムの摂取が必要になります。

ですので、カルシウムが含まれる水を飲んでいると、
心筋梗塞などの深刻な病気になりにくく、長寿になるそうです。

ただ、カルシウムを取りすぎるのも問題ですので、
適度な量を取りましょう。

必要量は、年齢によって変わりますが、
厚生労働省が発表している食事摂取基準によると、
成人でだいたい1日600mg前後が目安とされています。

※参考
 厚生労働省「「日本人の食事摂取基準」(2010年版)

そして、カルシウムを取る際には、マグネシウムにも気を使いましょう。
マグネシウムは、カルシウムが血管の中で蓄積されるのを防ぎ、
体内に運んでくれる働きをします。

カルシウムとマグネシウムの理想的な濃度は、
「カルシウム2:マグネシウム1」になるのが良いそうです。

カルシウムが不足し、血液中のカルシウムが過剰になってしまう状態を、
「カルシウム・パラドックス」と呼ぶそうです。
不足しているのに、多くなってしまう、という
まさにパラドックスな状態にならないようにしましょう。

この記事のポイント

  • 長寿の村の水にはカルシウムが含まれている
  • 健康のために硬度の高い水を飲む
  • カルシウム不足は動脈硬化などを引き起こす
  • 1日600mg程度を取るのが目安。取りすぎは良くない
  • マグネシウムも同時に摂取する


※参考文献
 藤田紘一郎著「水と体の健康学 なぜ熱中症には真水が危険?肉食系は超硬水でダイエット?
 左巻健男著「知って納得!水とからだの健康 (ホーム・メディカ・ブックス)

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